年月表示関数表示
このように、表にする際、月ごとに集計表を作りたいけれど、べた打ちで”2016/05”と入れると、次回もべた打ちで入れていかないと、データが反映されないという事態が多々あると思います。
そこで、便利なのは『開始セル』より1 か月ずつ加算する表計算を作ると、表の中の計算式にデータが反映すると言う仕組作りです。
今回は以下の方法を紹介します。
① TEXT関数にて日付から月を2桁で取得し表示
② CONCATENATE関数にて、年月を取得し表示
③ EDATE 関数にて、1 か月後の日付を加算表示
条件:指定セルに日付データを入力(例:2016/5/5)
入力セル「B2」:表の先頭セル「D2」とします
①TEXT関数にて日付から月を2桁で取得し表示
「2016/5/5」という日付が入力されているときに、下記のとおり数式を表のB2セルに入力すると、D2セルには「06」という2桁の月を表す数字が表示されます。
=TEXT(日付, "月") (年="yyyy",月="mm",日="dd")
=TEXT(B2, "mm")
これでは、月の2桁しか表示できないため、年は表示できません。
そこで②CONCATENATE関数にて、年月を取得し表示します。
②CONCATENATE関数にて、年月を取得し表示
CONCATENATE関数は複数の文字列を結合し、結合した文字列を一つのセルに出力することが出来る関数です。
最大30個まで結合可能です。
「2016/5/5」という日付が入力されているときに、「2016/05」と表示するには以下の通り結合し表示します。
=CONCATENATE(文字1,文字2・・・)
=CONCATENATE(TEXT(B2, "yyyy"),"/",TEXT(B2, "mm"))
対象のセルの日付の年取得し、”/”を結合し、日付の月を2桁で取得し表示しています。
これで、開始セルの設定は「2016/05」と表示と表示されました。
③1 か月後の日付を加算表示
更に、横々のセルに1か月ずつ加算するには、EDATE関数を使用します。
先ほど表示した開始セルを対象にEDATE関数にて1か月加算します。
=EDATE(開始日, 月)
=EDATE(D2,1)
この時、書式の設定で、年月のみ表示するために「yyyy/mm」とセルに設定をして下さい。
これで、対象セルに1か月加算することができました。
後は、セルのドラッグまたはコピーで数式を設定すれば、1か月ずつ加算された表の年月を表示することができます。
あとは、表の中に、それぞれ抽出したい関数を埋めこみ、表示すれば表の完成です。
年月表示するにも、バランスよく簡単に表示する方法は、いろいろありますが、この通りのやり方は誰が見ても簡単な関数の使い方だと考えます。
是非、業務改善・効率化のためにご使用下さい。
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